運動会と発表会のレンズ選び

手持ちの望遠レンズで、足りる?

「何mmあればいい?」は、撮る場所から子どもまでの距離で変わります。まず手持ちのレンズで計算し、全身がどのくらい大きく写るかを確かめましょう。

フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズは、カメラ内の受光部のサイズの呼び名です。同じレンズでも、このサイズによって写る範囲が変わります。

入力する数字が分からないとき
  1. レンズに「55–250mm」とあれば望遠側は250mmです。フルサイズ換算の数字ではなく、レンズに書かれた焦点距離を入力します。
  2. カメラのセンサー(内部の受光部)のサイズは、型番を使ってメーカーの仕様を確認します。APS-CとキヤノンのAPS-Cは選択肢を分けています。
  3. 距離は観覧席から、実際に撮りたい子どもの位置まで。まだ決まっていなければ20m、30m、50mを切り替え、近い場合と遠い場合を比べます。これらは会場の実測値ではありません。

身長120cmは1.2mです。センサーの種類が不明な場合は、メーカーの説明書で確認してから判断してください。

あなたのレンズで写る範囲

距離と焦点距離から、子どもが画面に占める大きさを計算します。

写る範囲:横 2.8m × 縦 1.9m

子どもの身長は画面の縦の 64%

大きく写る

作例で確かめる前の仮の目安です

フルサイズ換算:383mm(参考)

計算値です。実写の作例ではありません。画面より大きい場合は全身が枠からはみ出します。

まず手持ちのレンズで試し撮りを

手持ちのレンズを優先し、同じくらいの距離で構図とピントを確かめましょう。この計算だけで表情まで写せるとは判断できません。

計算結果の見方と撮影前の確認へ

早見表

横位置で画面に写る横幅の計算値です。実写で確かめた値ではありません。

センサー・焦点距離・距離ごとの写る横幅
センサー焦点距離距離横幅
APS-C200mm20m2.4m
APS-C200mm30m3.5m
APS-C200mm50m5.9m
APS-C300mm20m1.6m
APS-C300mm30m2.4m
APS-C300mm50m3.9m
APS-C400mm20m1.2m
APS-C400mm30m1.8m
APS-C400mm50m2.9m
フルサイズ200mm20m3.6m
フルサイズ200mm30m5.4m
フルサイズ200mm50m9.0m
フルサイズ300mm20m2.4m
フルサイズ300mm30m3.6m
フルサイズ300mm50m6.0m
フルサイズ400mm20m1.8m
フルサイズ400mm30m2.7m
フルサイズ400mm50m4.5m

計算の次に決めること

撮りたい写真と結果を比べる

子ども一人の全身を残すなら、画面の高さに占める割合を見ます。 友達と並ぶ姿や舞台全体を残すなら、横に写る範囲も確認してください。 全身が入っても、両手を広げたり走ったりする余白があるかは別に確かめます。

50%と25%は、実写の作例で確かめる前の仮の基準です。 この計算で分かるのは写る範囲と大きさで、表情の鮮明さや暗い会場での写り、ピント、手ブレは保証できません。

手持ちで足りないときの選択肢

撮影場所と今後の使用予定から選ぶ
選択肢向いている条件次に確かめること
立ち位置を変える指定の観覧エリア内で、子どもに近い場所を選べる。近い場所からの距離で再計算する。移動の可否と、他の人の視界をふさがない位置を確認する。
行事で借りる手持ちでは一人が小さく写り、近づけない。今回の行事で必要な機材を試したい。候補の焦点距離で再計算し、対応するカメラと日程を確認する。借りる前の確認へ
買い足す行事以外でも繰り返し使う予定があり、持ち運ぶ重さと予算を決めている。候補を実機で試す。対応機種、重さ、保証、現在の購入費用をメーカーや販売店で確認する。

近づけず、手持ちで足りない場合

行事で借りる前の確認

必要な焦点距離が決まったら、カメラの型番と行事の日程を手元に用意します。 同じメーカーでも取り付け規格(マウント)が違う場合があるため、レンズ名だけで選ばず、使うカメラとの組み合わせを確認してください。

  1. カメラとの対応:正確な型番で使用可否と機能制限を確認する。アダプターが必要なら、その種類と貸出の有無も確かめる。
  2. 受け取りと練習:行事前に装着、ズーム操作、持ち運びを試せる日程にする。希望日に受け取れるかを公式サイトで確認する。
  3. 延期への備え:予備日まで必要かを決め、期間変更やキャンセルの条件を確認する。
  4. 支払う合計:必要な期間の料金に送料や追加費用を含めて確認する。候補の在庫も注文前に確かめる。
  5. 返却と補償:返却期限が発送日か到着日か、返送方法、付属品、破損や紛失時の補償範囲と自己負担を確認する。

対応確認の参考:キヤノンのカメラとレンズの使用可否。 他メーカーの機材は、そのメーカーの公式情報で確認してください。(確認日:2026-10-03)

GOOPASS

対応マウントや利用日程、料金と在庫を公式サイトで確かめてください。

  1. 公式サイトの「レンズマウント」から、自分のカメラに対応する取り付け規格で探す。
  2. 候補の望遠側の焦点距離を、この計算機で試す。対応機種は商品情報や公式窓口で確かめる。
  3. 必要な利用期間を選び、在庫と送料を含む総額を確認してから申し込みを判断する。
GOOPASSで対応機材と利用日程を確認する

公式サイトへのリンクです。料金と在庫は、希望する機材と日程で確認してください。

案内先:GOOPASS公式サイト(確認日:2026-10-03)。 料金、在庫、利用条件は利用時の公式表示で確認してください。

計算とレンズ選びの疑問

動画でも同じ範囲が写る?
動画は縦横比や撮影モードによって、画像の一部を切り出す「クロップ」が入る場合があります。この計算を目安にし、実際に使う動画モードで画面に入る範囲を確かめてください。
「何倍ズーム」を入力すればよい?
入力するのはレンズに書かれた焦点距離の「mm」です。ズーム倍率は望遠端と広角端の比なので、倍率だけでは遠くの子どもがどれだけ大きく写るかを比較できません。フルサイズ換算値ではなく、レンズの実際の焦点距離を入力してください。
焦点距離は長いほどよい?
同じ距離なら大きく写りますが、全身や周囲が入らなくなることもあります。近くに来た場面を撮るなら、短い焦点距離に変えられるかも確認してください。暗い会場で撮れるかは、この計算だけでは判断できません。