最初に主催者へ撮影ルールを聞く
発表会の撮影準備は、主催者への確認から始めましょう。 同じホールでも公演によってルールが変わります。 横浜みなとみらいホールの案内でも、有料公演と、主催者が許可したピアノ発表会の家族撮影は扱いが分かれています。 会場名だけで撮影可能と判断せず、今回の案内を確認してください。
| 主催者に聞くこと | 決めておく準備 |
|---|---|
| 写真と動画を撮れるか | 残すものを選ぶ |
| 撮影できる席や時間に制限があるか | 指定された場所からの撮り方を考える |
| 三脚、フラッシュ、シャッター音の制限があるか | 使える機材と設定を確認する |
| 家族への共有やインターネット掲載に制限があるか | 撮った後の扱いを決める |
撮影が許可されていても、画面や機材で後ろの人の視界を遮らないようにします。 他の子どもが写った写真や動画は、撮影の許可と掲載の許可を分けて考えましょう。
スマホやiPhoneは手持ちの機種で試す
まず、舞台全体を残すか、子ども一人を大きく写すかを決めます。 手持ちのスマホで、観覧席からの距離に近い場所に家族などを立たせ、希望する大きさに写るか試しましょう。 撮影後に画像を拡大し、顔や服の細部が必要な程度に見えるかまで確認すると、画面上の見た目だけで決めずに済みます。
iPhoneのナイトモードは、対応機種で暗い場所の写真を撮る機能です。 Appleの案内では撮影に数秒かかる場合があり、その間は端末を固定する必要があります。 踊りや身ぶりのある舞台で、ナイトモードなら動きまで鮮明に残せるとは限りません。 室内で動く人を試し撮りし、ぶれるなら通し動画を優先するなど、残し方を決めておきましょう。
客席からの距離で写る大きさを確かめる
レンズ交換式カメラを持っている場合は、写る範囲の計算機で、カメラのセンサーの種類、レンズの望遠側のmm、舞台までの距離を入力できます。 センサーの種類はカメラの仕様表、mmはレンズの表示で確認します。 距離が不明なら主催者に尋ねるか、近い場合と遠い場合の両方を入力して比較しましょう。
出力は、距離とレンズから求めた計算値です。 実写の作例や、暗い会場で鮮明に撮れることを示す結果ではありません。 スマホのズーム倍率を、そのままレンズのmmとして入力することもできません。
一人の全身と舞台全体では、必要な写る範囲が変わります。 演技中に子どもが移動する場合は、その移動範囲も含めて考えましょう。 大きく写すことだけを優先すると、移動先で画面から外れることがあります。
暗い室内では設定と動きのぶれを確認する
写真が暗い場合と、明るく写っていても子どもがぶれる場合は、分けて確認します。 暗い場所では光を取り込む時間が長くなり、その間に動いた手や顔がぶれることがあります。 まず手持ちのカメラの自動設定で動く人を撮り、写真を拡大して確認してください。
設定を変えるなら、レンズから入る光の量を調整する絞りと、暗所での感度を示すISO感度が出発点になります。 キヤノンの室内撮影の案内では、小さいF値の絞りとISOオートが紹介されています。 使えるF値はレンズによって異なるため、説明書で操作方法を確認して試しましょう。 動きのぶれが残るときは、光を取り込む時間を短くする「シャッター速度」の設定も確認します。 会場の明るさや演技の速さが違うため、全員に同じ数値を勧めることはできません。
三脚を使えても、固定できるのはカメラ側の揺れです。 動く子どものぶれは別に確認し、フラッシュで補う前に主催者のルールを確かめます。
入学式の撮影ガイドでは、室内の式と式後の家族写真の準備を確認できます。
卒業式の撮影ガイドでは、室内での撮影ルールと客席から撮る場面を確認できます。
ビデオは演目を通して録れるか試す
演奏や演技を最初から最後まで残すなら、主催者に演目の長さを確認します。 その長さに合わせて、使う録画モードで電池と空き容量が足りるか、途中で録画が止まらないかを実機で試しましょう。 録画できる時間は、機種、記録方式、容量によって異なります。 ソニーの案内には、長い演奏会などで画質より録画時間を優先する設定の考え方もあります。
試し撮りは映像と音を再生して確認します。 手でマイクを塞いでいないか、操作音や周囲の会話がどう録れるかも確認してください。 予備の電池や記録用カードを用意し、許可された固定方法で構え続けられるかを試します。 写真も撮りたい場合は家族で担当を分けると、動画を途中で止めずに済みます。
撮影業者に頼めるか主催者に確認する
主催者が公式の写真や映像を用意するなら、撮影を任せて観覧する選択肢もあります。 子どもの演目が収録されるか、写真と動画のどちらを受け取れるか、受け取り方法を確認しましょう。 外部の撮影業者を個別に呼びたい場合も、客席で撮影できるかを先に主催者へ聞きます。 手持ちの機材で試した結果と、主催者からの案内をそろえてから、借りるか、任せるかを決めましょう。